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未乗拾鉄道黒部(なんねんかまえにかわったかしょくろべきょうこく)

乗るのは、十四時十四分の列車だ。
駅構内は、個人客より団体が目立つ。
先ほど、車内で見た女性添乗員が声を上げている。
このため、構内に流れる案内放送が聞こえないほどだ。
黒部峡谷鉄道には、二十年以上前に訪れたことがある。千住の写真家や国分寺の師匠らと一緒だった。再訪したのは、山彦橋が新山彦橋に架け替えられたことを知ったためだ。
これを渡れば目的は果したものの、久し振りにここまで来た以上、欅平まで往復する。
途中、列車交換が頻繁にある。対抗列車にはアジア系と思われる観光客が多い。
欅平、十五時三十六分着。ここは曇っている。
十六時一分の列車ですぐに折り返し、今夜は宇奈月温泉で泊まる。
駅から宿まで十分ほどの距離だが、車で迎えに来てくれる。荷物を置き、町を歩く。
かつてあった本屋はなくなり、スナックも数が減っている。
想影橋より黒部川を眺める。
翌九日、早朝、雨の中を宿の周囲を散歩する。ただ、歩いている間に身体が冷え、宿に戻り、温泉で暖まる。昨夜から数えると、四回目の入浴だ。
(第三千二百八段)
by akasakatei | 2012-06-12 10:30 | 余暇 | Comments(0)
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