人気ブログランキング | 話題のタグを見る

未乗拾鉄道水上(なんねんかまえにかわったかしょなごやこう)

翌十日、前日の酔い醒ましに、朝食前に大須まで散歩する。六時過ぎの大須は静かである。
大須観音に寄ると、読経の最中だ。
朝食後、名古屋港へ出る。
名古屋港には、二十年以上前に訪れたことがある。その時は何もない印象であったが、今は水族館や南極観測船ふじの展示など、様々な施設がある。
今回、名古屋港を訪れたのは、水上バスに乗るためだ。
一月に金城ふ頭のリニア館に行った際、水上バスが名古屋港を二十五分で結んでいることを知った。乗れなかったのが心残りであった。
水上バスは、十一時五十五分発なので、時間がある。その間、犬と触れられる一角があり、入ってみる。小型、中型、大型犬がいる。普段、犬と接していないと、大型犬は正直怖い。
時間が迫り、水上バス乗り場へ行くと、二十人ほどが待っている。子供連れや年配者が多い。
船は、船室の上に展望出来るスペースがあるものの、座席はなく、立つしかない。
暫し、潮の香りを楽しんだ後、船室に移る。船室からの方が視線的には、水面に近いため、非日常を味わえるようだ。
金城ふ頭より、あおなみ線で名古屋駅へ戻り、昼食に名古屋らしい物を食べたいと考え、喫茶店に入る。
小倉トーストとあんかけスパゲッティを女主人に頼む。
六人ほどの二十代前半の若者らが先客としており、食べ残して席を立つ。
つい、女主人に最近の若者は食べ残しが多いのか訊いてしまう。
答えは育ちではないかということであった。
(第三千二百十段)
by akasakatei | 2012-06-14 10:27 | 余暇 | Comments(0)
<< 悪法指南人(げんだいにおけるこ... 試験版:未乗拾鉄道喜志(なんね... >>