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他線町観察(のりなれぬせん)

学生時代の連中と亀戸天神へ菊を愛でに行く。
その際、隣町で私用を片付けてから、いつもとは違う鉄道線を使い、都内に出る。
郊外の駅裏を歩いていると、見知らぬ老人より声を掛けられる。老人は一本の木を指し、バナナの木だという。何でも、実がなる
のを毎日観察し、今年初めての実ということだ。誰かに教えたかったのだろう。
また、進むと、工事中の箇所で、子供とふたり乗りの母親が自転車とともに倒れる。父親も側にいたが、すぐに助けようとはしていなかった。これまでも、子供と乗るのは危ないと思っていたけれど、バランス的に安定感はなく、いくら便利だからとはいえ、考えるべきだ。
隣町を走る鉄道の車内では、子供が座りたいと泣いている。親が、時々、注意するものの、子供の声は耳触りだ。
ところで、この線はどこの駅もホームの幅が狭く、人の行列が入り乱れ、危険を覚える。特に、新宿ではJRへの乗り換え通路が長く、流れを区切る仕切りもない。携帯や音楽に夢中の人がいると、その分、流れが悪くなる。こうした輩は自ら迷惑となっていることに気付かない分、始末に負えない。
 のんびりと歩き、それでいて、ぶつかると睨む。何様のつもりか。
(第三千八段)
by akasakatei | 2011-11-25 19:55 | 余暇 | Comments(0)
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