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子育男映画(えいがうさぎどろっぷ)

新宿ピカデリーへ行き、『うさぎドロップ』を観る。
原作はコミックだ。読んだことはないものの、放映中のアニメ版は見ている。淡い絵だ。
劇場版を観た印象だと、アニメ版のキャラクターやストーリーなどの設定は変更がなされている。
アニメ版では語られていなかった地域など、常磐線沿線となっている。
客席には年配者の姿の他に、若いカップルもいる。最前列に座ったところ、そこにはひとりで来ている四十代近い男性が数人いた。
内容としては、子供を持つことになった独身男の話しだが、それほど子供好きではないのに、その立場になった場合を想像する。
果たして、ここまで出来るか。冒頭の台詞である子供を持つことが何かを犠牲にすることかと考える。最近では、子育てを投資と考える親もいる。
また、最後における親になると強くなれると思っていたというのはどうか。今の親は大人になっていない者が多く、知識ばかりで、知恵がない。これは家族が変化したこともあるだろう。かつてのような大家族の方が良かった面もある。
そうした意味においては、アドバイスしてくれる者がいないため、無力感を味わうのかもしれない。
(第二千九百七十一段)
by akasakatei | 2011-10-19 22:37 | 文芸 | Comments(0)
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