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原子力言換(じったいはかく)

車内で隣に座った爺さんが携帯電話で話し始める。キーを押す毎に、音が出る。
公共の場における携帯電話のマナーは、意外と年配者の方が悪い。
家族は注意しないのか。
携帯電話が登場して以来、短期間に、人間は忙しくなった。ただ、これは危険な代物だ。長期的な影響を考えていない。メリットばかりに目が行き、デメリットについては何も議論されていない。
今回の原発事故を見ても分かる通り、以前と変わらず、企業の儲けが優先されている。原発は、平和利用とはいっても、所謂、核だ。
開国して百年くらいの間に、二度の原爆を経験し、以後も水爆実験の被害を受けた。更に、経済繁栄の名の下に、原発を利用し、今、手に負えなくなっている。
これについて、届け出た原発反対デモに参加しただけで、毎回のように逮捕者が出ている。
本来なら、国民の安全を考えるべきだ。思考が間違っている。
今の生活レベルを維持する必要は毛頭ない。
現代社会は、買い換えさせるために、製品は短期間で壊れるように出来ている。消費社会の悪い面だ。物を大切にする風潮がない。
特に、終戦後に良き習慣が消えたという人は多い。
また、今やあちこちで見られる立ち食いなど、戦前では考えられなかった。これは教養のない進駐軍が戦勝国として、乗り込んで来たこととも関係する。行儀が悪いと教わった者としては、心理的抵抗を覚える。
尤も、江戸では屋台が普通であった。とはいえ、歩きながら食べたという話しはあまり聞かない。
(第二千九百三十三段)
by akasakatei | 2011-09-11 21:01 | 産業 | Comments(0)
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