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駒込飲食店(こまごめしょうてんがい)

 駒込で下車する。最初の予定だと、学生時代の友人らと、王子で待ち合わせ、名主の滝へ向かうつもりだった。ただ、節電と言われる世の中、落ちていない可能性もあり、急遽、駒込富士も追加する。富士神社内にある。七月は富士開きでもある。
 待ち合わせよりも、早く着く。
 腹拵えをすべく、飲食店を探しながら、町を歩く。駅の近くにある故三浦哲郎氏縁の店は工事をしていた。
 特に、食べたいものはない。ただ、台地の下に行くと、商店街が元気だ。喫茶店がいくつもあり、迷う。アザレア通りを山手線内に行くと、八幡坂通りにぶつかる。これを左折すると、田端銀座である。銭湯が見える
結局、土用の丑の日に鰻を食べておらず、鰻専門店に入る。
夫婦で経営している店で、店主が串を差している。滅多に見られるものでもない。
食後、友人らを待つ喫茶店を探す。
駅近くである。習い事をしているオバサンの集団、カップル、小学生の女の子を怒ってばかりいる親子がいる。
これらのうち、オバサン連中は常連のようだ。後から来た赤ん坊も含めて十人ほどの大家族が来た途端、すぐに退散する。女主人との言葉で分かる。
それにしても、娘を怒っている親子は、店にいる間中、小言だった。夫婦は、子供の注文した物が来ない間に、先に来た自分らの分をさっさと食べ始める。やや考えさせられる。
(第二千九百五段)
by akasakatei | 2011-08-14 21:55 | 余暇 | Comments(0)
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