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梅湯島天神(さかりをすぎたうめ)

三月最後の日曜日、「原発震災」のため、延期となっていた学生時代の友人らとの月一度の集まりへ行く。
今月は湯島天神で梅を愛でる予定だった。
行きの小田急はそこそこ乗っている。区間準急に乗ったのだが、隣に座っていた五十代半ばのオジサンは、成城学園前、経堂で急行との接続がなく、この列車が新宿へは一番に着くと知り、怒り出す。理由は、途中より込むからだという。
向かいの席には、社会の窓を開けた五十代後半くらいのオジサンがいた。見るからに、毅然とした男性で、声を掛け難かった。
湯島へは中央線の御茶ノ水から歩く。
ふと出掛けに、父親より湯島天神近くに、祖父が取引していた三味線屋があると聞く。小学校の頃まで、祖父や父に連れられ、何回か行ったことがある。
すっかり忘れていた。寄ってみようかと思う。
秋葉原まで来ると、メイド喫茶の呼び込みや若者が目に付く。
集合時間は十四時なので、その前に何か食べておきたい。とはいっても、前日、ちょっと食べ過ぎて、腹調子が悪い。
湯島へ出、饂飩とする。
その後、記憶の三味線屋を探す。小学校の側だ。
喫茶店で一服し、友人らと合流する。互いの無事を確認する。
梅は盛りを過ぎ、合格祈願の絵馬を眺めながら、境内を出る。
御茶ノ水で湯島聖堂を通り、秋葉原へと進む。
万世橋付近で何かの撮影をしている。マスクで眼鏡の女性が来ないように、手振りで合図をする。何の撮影かを訊くと、静かにという格好をする。
また、反対側では炊き出しか何か分からないけれど、年配男性らが行列を作っている。男性が紙を配っている。
 ここでは、十五時過ぎに杯を交わせる店もなく、神田へと向かう。
(第二千七百八十九段)
by akasakatei | 2011-04-20 19:42 | 余暇 | Comments(0)
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