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原発暴走筋(かくされたしょうさい)

地震後の様々な対応で、人の本性を見る。
列車の運休を早々に決めたJR東日本はシャッターを閉め、利用者を駅の外に追い出した。その体質が分かる。
計画停電では、お国のため、ということで各鉄道会社は振替乗車を認めていない。
最近では、戦時中の如く、国策がひとり歩きをしている。従わないと、非国民と言われるような雰囲気さえある。その大儀名分は泥沼への道かもしれない。
というのも、かなり前より、反対派が危険性を指摘していたにも関わらず、聞く耳も持たないで、目先の利益だけで推進させた原発は、やはり問題を抱えていた。将来への影響が分からない最新技術の危うさについては、以前にも触れた通りだ。テレビでは、御用学者が今でも安全と言っている。根拠は何か。中が分からないのに、何故、安全なのか。最悪な事態になると、また「想定外」とするに違いない。こうなると、既に結果を知っており、国民に何も伝えていないだけと疑いたくもなる。先の戦争も同様で、その可能性は否定出来ない。
それにしても、今回の政府や東電、政治家を見る限り、右往左往するだけで、何もしていない。野党も同様だ。政治家の世襲化が増え、戦争体験者も減った。こうした場合にどうするべきか、頭が働かない。先人の知恵を蔑ろにしたからだ。
今、棄民が生まれようとしている。平成になっても、政府は平気で弱者を切り捨ててきた。同じ過ちを繰り返すのか。
これほどの国難だけれど、見方を変えれば、職がない者が希望していたリセットの機会ともいえる。
 何が、未来で待っているのか。
(第二千七百七十六段)
by akasakatei | 2011-04-07 21:02 | 政治 | Comments(0)
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