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拝島線高架(はいじませんのこうか)

西武拝島線の萩山から小川の下り線が、二月下旬に高架化された。
仕事の関係で、外出する際、乗る機会があった。
西武新宿より急行に乗り、小平で拝島行きの列車に乗り換える。
乗り換えた車両の優先席に、仏像のように胡座をかいた五十前後のオジサンがいる。ペットボトルの紅茶を悠々と飲んでいる。
新幹線や飛行機なら、乗車が長時間なので、時々、そうした人もいる。通勤電車では珍しい。
乗り換えた人が不思議そうに眺め、恥ずかしかったのか、オジサンは隣の車両に移る。
いよいよ高架に上がっても、郊外電車だから、特に、感慨深いというものはない。
それにしても、平日の日中、乳母車の若い女性らが多い。話しているところを見ると、友人関係だろう。
郊外は好きではないものの、未だ、日常の匂いがし、臨海部よりは良い。
臨海部については、会社で取っている新聞に挟まれるチラシを眺める時がある。臨海部や再開発地域におけるマンションの広告だ。
果たして、住むに適しているのかと思う。
というのも、臨海部を歩いていると、高層マンションが乱立し、人工的な匂いばかりで、人間が住んでいる感じがしない。
小学生の集団や買い物をする老人も見掛けるけれど、場違いな印象さえある。
それに、高層マンションの影響か、歩いていても距離感が掴めない。
(第二千七百五十五段)
by akasakatei | 2011-03-17 21:36 | 地域 | Comments(0)
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