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非人間社会(きべんのまんえん)

数年前に、プロレタリア文学が読まれた。これは現在にも通じるものが描かれている。
 資本家による搾取は、今に始まったことではないけれど、新自由主義は全くの間違いである。
 未だ、唱えている学者らを見掛ける。そのひとりの元大臣は、富裕層が消費をし、それが社会全体の景気を良くすると言った。その兆候さえない。元大臣は、改革が足りないからだ、と今でも唱えるものの、これでは下手な宗教と同じだ。詭弁に過ぎない。
また、それらに言わせると、新自由主義は貧困とは関係なく、自己責任という。機会の不平等なのに、変だ。
更に、GDPと年収は関係するとはいうものの、企業の利益が出ている割りには、庶民の生活が良くなったとは聞かない。
 何れも、資本家や株主により搾取されているためだ。
 普通に働けば暮らしている世の中を、庶民は望んでいる。
 成果が出なければ、暮らしていけないのはおかしい。
 こう考えると、我が国が人間らしい社会でないことは確かだ。
 これも消費を美徳とする国の影響だろう。それがないと、世の中が成立しないようになっている時点で疑うべきである。
 以前に触れたけれど、懐が寂しいのに、物を買えるはずがない。人件費を削るという目先の利益に走った結果だ。
(第二千七百四十七段)
by akasakatei | 2011-03-09 21:33 | 産業 | Comments(0)
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