今度、日本に再上陸する某国におけるメーカーのパソコンを使っている。数年前に利用者を無視し、日本から撤退し、何故、今更再上陸するのかと思う。正直、外資は合理化ばかりを優先するので、利用者の立場からは信用ならない。
この機械を勧めたのは国分寺の師匠である。理由は初心者故に、サポート体制が充実しているからであった。確かに、撤退後もサポートは続けている。だが、これは当然である。問題はその中身である。
そのサポートセンターは電話やメールで相談を受け付けている。電話は三十分以上繋がらず、このためメールを送れば、何日かして受け取れないということで戻ってくる。これが英文であり、何を言いたいのか、さっぱり要領を得ない。当たり前である。こちらは日本人である。不親切なこと極まりない。どうして日本語のメールに対し、わざわざ英文の回答を寄越すのか、その神経が分からない。利用者の立場を考えた対応を望む。
こうしたことがある限り、再上陸しても、使い勝手が悪いのは目に見えて分かっている。成功するか否かは疑問であろう。
現在、利用者の立場を無視し、企業の側だけで物事を考えていてはこの時代は乗り切れない。如何に、値段以外で利用者を満足させられるかが鍵となる。
(第四百七十五段)