古本屋で、千九百七十五年のプロ野球選手名鑑を入手した。所々破れ、かなり傷んでいる。
それらに関し、買った時には気付かなかったものの、資料としては貴重なものである。
プロ野球を本格的に見始めるのは、八十年代だから、その頃に活躍していた選手が若い時のものである。
贔屓だった南海ホークスは、野村監督で、前年に三位でAクラス入りしている。南海のBクラスしか知らない者にとっては、興味深い。
この年は、イチロー選手の師匠である新井選手が新人となっている。他の新人には、岩木選手や岡本選手らがいる。
この年は、巨人に定岡選手も入団しており、かなりページが使われ、紹介されている。
また、目に付くのは、太平洋クラブライオンズだろう。
若い人には、馴染みがないに違いない。
巻末には、怪しい雰囲気の数人の占い師によるペナントレースの優勝占いもある。
(第二千五百十一段)