首相の支持率が下がっている。期待を裏切られたからだろう。
では、何に期待していたのか。
簡単に考えれば、前政権とは逆のことを行なえば良いのである。だから、普天間問題関係にしても、基地は国内に必要ないで済む話しで終わる。
尤も、有権者が一番に期待していたのは、景気問題と思われる。
正社員でも普通に働いていては生活出来ない状況となっている。副業をする人も多い。これは異常である。
これまでは、非正規社員に関してのみ、問題とされてきていたけれど、現実的には、正社員でも深刻な状況となっている。
以前にも触れた通り、富裕層は、それこそ、報酬を今の半分にしても、日常生活では困らない。
ここが、最大の問題に違いない。
税制を根本的に改め、日常生活に、即に直結する消費税を上げることは避けるべきである。
ここを考えずに、前政権とそれほど変わらぬことを議論し始めるから、おかしくなる。むしろ、前政権の尻拭いの感覚で、庶民向きの大胆なことを行なえば、支持率は上昇するはずである。
(第二千四百四十八段)