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電車迷惑事(しゅういのめ)

 夜、点検で中央線が遅れる。「発車まで、十分ほど待って下さい。」との車内放送が、東京駅で流れる。夕方のラッシュであり、すぐにホームは一杯になる。
 どうして、振替の手配をしないのか疑問である。
 この案内があったのは、それから五分してからである。
 朝にこうしたことがあった時は、意外と早く、振替の案内があるものの、夕方は何故か遅い。
 結局、地下鉄で帰る。
 地下鉄から郊外電車に乗り換えると、皮ジャンを着た若者が魚肉ソーセージを食べている。
 パンや御握りは見たことがある。これは初めてである。
 また、丁度、この日は雨である。
 折り畳み傘を持った五十代の会社員がいる。
 釣り革に掴まりながら、折り畳んだ濡れた傘をその位置で持つものだから、電車が揺れる度に、滴が周囲に垂れる。
 迷惑になっていることを分かっていない。
 どうも似非都会人には、困ったものである。
(第二千三百五十四段)
by akasakatei | 2010-02-09 22:24 | 社会心理 | Comments(0)
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