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衛生肌感覚(びょういんでのいんしょく)

 仕事で大学病院の待合室に半日ほどいる。
 インフルエンザが流行している現在、あまりいたくはない場所である。実際、マスク姿をよく見掛ける。
 そうした中、考えさせられたことがある。
 最近の大学病院は、昔とは異なり、待合室の一角にチェーンのコーヒー屋が出店している。利用している人も多い。そこには区切りはない。
 果たして、どうなのか。
 このように思うのは、幼稚園に入園する前の頃、祖父と病院へ見舞いに行ったことがあるためである。
 見舞ったのは、以前に触れた、近所の戦時中に隣組の組長をしていた人である。
 その時、奥さんが煎餅をくれた。
 これに対し、病院を出ると、祖父は汚いからといって、それを捨てさせた。
 祖父にそうした考えがあったこと自体に驚く一方で、今は何も考えていない人がほとんどではないかと考える。
(第二千二百九段)
by akasakatei | 2009-09-17 21:31 | 福祉 | Comments(0)
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