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変日常光景(おかしきにちじょう)

昭和は遠くなった。
平成に入り、二十年以上が過ぎ、この間、日常の光景も変わった。ファーストフード店が増えたためか、歩きながら、また車内での飲食が目に付くようになった。
逆に考えると、座れる場所が少ないともいえるだろう。
ホームのベンチは撤去され、公園や寺社で食べていると、不審者扱いされる時代である。
そのためか、電話ボックスで食べる人間も出て来る始末である。
電話ボックスは、冬の夜、ホームレスが寒さ凌ぎに使っている。
不況の影響に違いない。
そうした反面、自宅や会社以外で、パソコンを使う人間をよく見掛ける。
本人は出来る人間のつもりかもしれないけれど、就業時間内に仕事が終わらないとは情けない、と皮肉のひとつも言いたくなる。
何れにしろ、人間的な生活とはいえない。
技術の進歩が、人間を追い詰めている。
 そこまで経済成長をする必要があるのかが問われる。
(第二千八十一段)
by akasakatei | 2009-05-12 21:43 | 社会心理 | Comments(0)
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